「嫌オタク流」 - 萌えとエロ

再度、読み直し。そりゃ違うだろと思うところ、ああ、あるあるとおもうところ、まあ、最初読んだときと変わりませんが、一回目より面白く読めました。
さて、萌えに関してエロだろと言われているのを、海猫沢めろんさんがそれだけじゃありませんと弁護していますが、僕は「萌え」は確かにかわいいとかその辺の心情を多くを含んでいるとは思いますが、ほとんどはエロだよねえ……と。けれども、そういうのいうと嫌がられるんですよね。9年ほど前、まだ萌えという言葉が流行っていなかった頃の話ですが、当時は暇もあったので僕はようけエロゲーをやっていました。んで、何人かで話をしているときにギャルゲーの話になり「ギャルゲーも結局のところ目的はあれ(オナニー)じゃんか。エロゲーとの違いは、エロシーンのあるなしだけ。そんなら俺はエロ無し寸止めじゃなくて、ストレートにエロゲーをやるよ*1」と言ったらいやあな顔をされました。「当然の話やん」とうなずいてくれる人もいましたが……。自分の中に性欲があるというのを考えたくなかったり、極力隠したい人は多い(その傾向を持っているのは、オタクだけじゃありませんが)。特に「萌え」というエロをオブラートに包んだような、そしてエロ以外の意味もいくらか持った言葉が流行りだして、さらに性欲をごまかしやすくなったんじゃないかと思います。ただ、自分にしても面と向かって人(特に僕と同じような趣味をを持たない人)に問われたら色々と自分の欲を飾ってしまうと思いますから、すごく気持ちはわかるんですが……。オタク趣味(「嫌オタク流」で扱っているような)はそこかしこに性欲が顔を出すから、いろんなところでねじれるんじゃないかと思うのです。そして、それを妙に隠そうとするから、飾ろうとするから、さらにねじれるんじゃないかなあ〜なんて思いもします。
ロートルオタクの荒い考察でした。

*1:今はギャルゲーはギャルゲーでええなと思います。