Jared Diamondとアヴェンティス賞

[科学本2005年ベスト(2006年アヴェンティス賞) [ EP: end-point 科学に佇む心と身体Pt.2]]

2006年アヴェンティス賞のlonglist*1が公開されたという話です。
アヴェンティス賞ってのがどれぐらいすごいもんなのか、ちとわからないんですが、優れた科学系ノンフィクションに与えられるもののようですね([Aventis - Prizes for Science Books]と見ると'Science Book Prizes'とあります)。
今回候補者リストに入っている人たちの中で、過去に受賞したことがあるのは、Jared DiamondとJohn Emsleyの二人だそうです。中でもJared Diamondは過去2回受賞していて、3回目の受賞となると過去例が無い*2のだとか。Jared Diamondの本は邦訳を読んでいまして(訳されているもの全部じゃありませんが)、読んだものはどれも面白いものでした。熱心なファンじゃありませんが、ファンとしてはJared Diamondが受賞したりなんかすると、ちっくと嬉しいかなあ〜なんて思います。

なお、Jared Diamond過去の受賞作。

1992 "The Rise and Fall of the Third Chimpanzee". (邦訳「人間はどこまでチンパンジーか?―人類進化の栄光と翳り」)
1998 "Guns, Germs and Steel".(邦訳「銃・病原菌・鉄」)

アヴェンティス賞公式サイト。:[Aventis - Prizes for Science Books]
アヴェンティス賞について。:[Aventis - Prizes for Science Books]

*1:"longlist"ってのは、"shortlist"(最終候補作リスト)一歩手前のものをいうようですな。

*2:今年で18回目の賞ですから、3回の賞が前人未踏といっても、前人未踏という言葉自体にはあまりすごみを感じませんが、多くの科学系ノンフィクションが刊行されている中で3回賞をとるという事に関してはすげーことだと思います。