看板背負ってモノ言って

[OhmyNews:オーマイニュースは開かれている。しかし誰に対して?]

……うーん。OhMyNewsのコメント欄がらみの話は横に置く。

 「ひと言」欄やブログでのぼくの記事に対しての言及で面白いと思ったのは、「仮にも記者であるならば〜」や「ジャーナリズムにおいては〜」みたいな、マスコミュニケーションに対しての大上段な表現である。もしかして、冗談で言っているのかと思ったが、どうにもそうとは受け取れない態度であった。

これ、看板利用してモノ書いている人が言っていい台詞じゃないと思うのだけれども。
何処の看板の下でモノを書くかってのは重要なことで、看板がしょぼいと人はなかなか言葉を受け入れてくれない。逆に看板に権威(権威と言うよりステータスと言った方がいいかな? まあ、権威と書いておく)があると、益体もないことを言ってても受け入れてくれたりする。OhMyNewsなんかも色んな宣伝をして、自分たちの看板を権威あるモノにしようと努力していた。色々と有名人のインタビューが載っていたりしているから、ある程度の権威は構築できているように思う。何の権威も無い一個人とか、泡沫団体のインタビューに応じてくれる人はなかなかねえ。とまれ、権威ある看板の下で記事を書けば、それだけ影響力が大きくなる。その影響力を背負って発言している人間に、もっと、しっかりせえやっていうのは別に不思議なことでもない。看板が持つ力を利用はするけれども、生じる責任には知らんぷりみたいな話は、あまり好まれないじゃろね。
にしても、こういう記事が載るOhMyNewsって、ある意味すごいなと思う。