Apache FOPのwriting-modeと座標変換行列

CTMクラスには平行移動の情報ももっているけど、ここであつかうものでは全部0だから無視する。

"lr-tb"の変換行列
\(\array{\\{1}\quad{0}\\{0}\quad{1}}\)
"rl-tb"の変換行列
\(\array{\\{-1}\quad{0}\\\quad{0}\quad{1}}\)
"tb-rl"の変換行列
\(\array{\\{0}\quad{1}\\{1}\quad{0}}\)

"rl-tb"と"lr-tb"をかけても"rl-tb"だわな。
\(\array{\\{-1}\quad{0}\\\quad{0}\quad{1}}\)\(\array{\\{1}\quad{0}\\{0}\quad{1}}\)=\(\array{\\{-1}\quad{0}\\\quad{0}\quad{1}}\)
"rl-tb"どうしだと、"lr-tb"と同じになる。
\(\array{\\{-1}\quad{0}\\\quad{0}\quad{1}}\)\(\array{\\{-1}\quad{0}\\\quad{0}\quad{1}}\)=\(\array{\\{1}\quad{0}\\{0}\quad{1}}\)

Apache FOPのwriting-modeにからむ実装自体は無理矢理感が漂っているけど(だから、対応状況のwriting-modeの項目が全部"no"になっているんだろう)、いろいろな実装の考え方があるのだなあと、ちょっとおもしろかった。
あとこういうものだとわかれば、注意してつかうこともできるし、なんも実装されてないよりはいいかな。"tb-rl"は、ちょっと……あれだけど。(^_^;)