プラネテスDVD 1巻

序盤,そつが無さ過ぎて逆に物足りない展開に不満がありました.できは良かった.オタクからこすっからしく金をしぼりとるためだけに制作される作品*1とは雲泥の差があります.ただ,制作スタッフがかなりのものであり,かなり大きな期待を持っていたため不満を感じたわけです.けれど,序盤に振りまいた伏線がうまく絡み合って,一気に収束していく終盤には圧倒されました.序盤のネタはこのためだったのかと脚本家の腕前にうならされたわけです.序盤にさんざん文句を言ったことは遠く空に放り投げて,DVDを買いました.収録されている内容は変わりませんが*2,初回限定版に付いているエーデルとラヴィが突っ走る,笑えるおちゃらけ音声ドラマ,そして酒を飲んで酔っぱらった制作者による与太話は,聴いてて嬉しいものでした.

*1:オタク向け作品が悪いと言ってるのではありません.自分もそういうの好きですから.ただ,金を搾り取るならうまく搾り取ってくれということです.「客を喜ばせて金を取る」という最低限必要なものがない作品は認めたくありません.

*2:考証がおかしかった部分に修正を入れたという話は聞きます.