恣意的……

勝谷『拉致匪賊』誠彦よ、お前より有名人だからって、今井君を妬むなって

● 殿下さま沸騰の日々『てめーらなめんなよっ!』●,2004/05/03 (月)分の日記が紹介されているのですが,引用の仕方がどうにも恣意的です.

昨日紹介したストレイツ・タイムズ紙は国営新聞である。シンガポールは民主主義国ではあるが、国父リー・クアンユー創設の人民行動党による実質的一党独裁言論の自由も『シンガポール的民主主義』といわれる一種の制限主義の枠内にある。エッセンスは反政府運動の抑制、反共そして(儒教的)倫理主義。このような保守主義は国営新聞である同紙にも色濃く反映されている。

6年前シンガポールに住んでいたわたしは、同紙の記事に度肝を抜かれることがたびたびあった。深夜の公園でいちゃついていた若いカップルが逮捕され顔写真が掲載されるとか、市民がゲイであることがわかったとして顔写真がズラッと公開されるとかの類である。徹底した保守主義は、見せしめ的記事で国民に自重を促す形でも担保されている。昨日の記事も『政府に反対したり共産主義に荷担するな』というメッセージである(→http://straitstimes.asia1.com.sg/news/story/0,4386,248940,00.html)。

この部分までだと,反政府主義者を攻撃する新聞だから,国は違えど政府に楯突いているイラク拉致被害者に対して,攻撃を加えているという意味合いが強い.

それを割り引いてもと言うべきか、いやだからこそと言うべきか、日本のマスコミが書けないこともズバズバ書く。たとえば『札幌にある今井家は地域の共産主義支援者と平和活動家の拠点として悪評高い。そんな環境で今井家の次男である紀明氏は育ったのである。(もっとも)公平を期せば、日本共産党の正式な党員は共産党関係の病院で働く母親だけで父親は教員であるが、日本では教員という職業が左翼の巣窟であることはよく知られている』と。うわぁ〜(笑)。

せめてここまで,「それゆえに左翼思想に甘い日本のマスコミがやらない共産主義者への攻撃にゆるみがない」という話を紹介しないとずいぶん意味が変わるように思います.