「新潮45」6月号

新潮45の宣伝文句に次のようなものがありました.

現地独走スクープ!
イラク人質事件犯人グループ直撃
「三人は立派に任務をこなした」 ……渡辺也寸志
ムジャヒディンたちは手放しで三人を褒めたたえた。彼らは「人質」ではなかったのだ──。語られざる「事件の裏を追跡する衝撃の緊急レポート。

4/30のシナリオありインタビューの話を聞いてうさんくささがいやましたイラク誘拐被害者の話,沈静化してきたようにも思いますが,物議をかもしそうな記事が出てきました.内容が事実であるなら自作自演説を裏付けする記事となるのでしょうが,渡辺也寸志さんは以前「横田めぐみさんを拉致したのは北朝鮮ではない」という記事を書いたそうで,それだけでも信じるに足る記事とは思えません.ざっと読んでみたところ小説のような読み物です.……新潮社,訴えられるんじゃありませんか? この記事がいろいろと議論を呼ぶのか,それとも無視されてしまうのか,そこに興味があります.さてどうなりますことやら.
新潮45」6月号は,この記事よりも曾野綾子さん,金性鶴さんなどの話が面白いし,読む価値があると思います.