誰の問題
ウソだらけのイラク・年金なぜ国民は怒らないのか 気鋭の新世代学者２人に聞く
ウソだらけのイラク・年金なぜ国民は怒らないのか - 反米嫌日戦線 LIVE and LET DIE -北国tv
東京新聞・特報「ウソだらけのイラク・年金なぜ国民は怒らないのか」 - 低気温のエクスタシーbyはなゆー -北国tv
あたりから．
なんでもかんでも「右傾化」とレッテルを貼って片づけてしまいたいようです……．
国民が怒らないのは，単に自分たちの問題と思えないからじゃないかと思います．かなり年いった世代はわかりませんが，「ここはわたしたちみんなの国です．一生懸命力を尽くし，良くしていきましょう」といった至極まっとうな言葉すらほとんど聞くことなく育ち，国と自分との関わり合いや，どう向き合うかを考えることすらせずにきた人が大半ではないかと思います．僕は保守的な土地で育ったにもかかわらず*1，「国」というものについてまっすぐと言及する大人には学生時代会ったことはありません．僕を含めて「年金，ああ国会でなんかコメディやってたねえ．いい大人が恥ずかしくないのかなあ」ぐらいの人が多いのではないでしょうか．国というものがあまりに自分から遠くて問題意識を持てない．実際，右傾化はあると思いますが，かといって右傾化ですべてが片づくなら，先の首相訪朝後の世論世情は説明できません．拉致被害者は帰ってきましたが，あれだけ犯罪者集団に有利な言質をとられ，テロには屈しないと勇ましいことをいっていた小泉首相が情けないざまをさらし，連中につけいる隙を与えてしまったわけです．それこそ内閣が倒れ，北朝鮮への怒りから国内の在日朝鮮籍韓国籍の人たちを短絡的に北朝鮮と同一視し刃傷沙汰におよぶ輩*2があらわれても不思議じゃないように思います．暴力に訴える無茶な人たちが出なかったのは嬉しいですが，*3小泉首相の支持率が上がったのは解せません．そして，年金法案の茶番劇で少し下がりましたが，今なお高い数字のままです．
なんというかこの二人の学者さんは左翼憎しで無茶苦茶を言う極右の人たちとやってることが大して変わらないように思います．
