野暮だ

安倍議員に抗議のチョコ NHK問題で市民団体

安倍議員に抗議のチョコ NHK問題で市民団体

 NHKの番組改編問題をめぐり、市民団体ピースボートの女性スタッフらがバレンタインデーの14日、衆院議員会館安倍晋三衆院議員(自民)にあてた「圧力をかけないあなたが好き」と書き込んだ手作りチョコレートを秘書に手渡した。
 チョコは直径約60センチのハート形で重さ約6キロ。スタッフが66枚の板チョコを溶かして作った。「メディアへ政治圧力をかけないように」とする抗議文も添えた。
 受け取った秘書は「コメントはありません」と困惑した表情だった。

困惑するでしょうねぇ.あと人の手が加わっているぶん怖い…….
わが県でも去年に下のような話がありました.WEB上から消えていますから,全文引用をば.

自衛隊派遣反対で共闘 県内女性議員、首相に声明郵送

 徳島県選出の国会議員や県議会・市町村議会の女性議員十九人が十四日、イラクへの自衛隊派遣に反対する声明を発表した。同日が、バレンタインデーであることにちなんで「贈り物」として、小泉純一郎首相や衆参両院議長ら六人に郵送する。

 声明を出したのは、高井美穂代議士(民主)、高橋紀世子参院議員(無所属)をはじめ、県議会の古田美知代、達田良子(以上共産)、吉田益子、豊岡和美(以上県民ネット)各氏と、共産、民主系、無所属の市町村議十三人。このうち、県議四人や東條恭子徳島市議ら計十一人が会見した。

 声明では、イラクの状況について「フセイン元大統領の拘束後もテロが頻発し、非戦闘地域が一瞬にして戦闘地域に変わる状況」と指摘した上で、「イラク特措法に基づく支援体制を抜本的に見直し、国連主体の人道・復興支援を進めるべきだ」と主張。「人を殺し自らも殺される戦場へ、夫や子供、恋人や友人をはじめすべての人を派遣することに賛成できない」としている。

 昨年春の県議選で女性県議が四人になった時点から、四人の間で「女性だけの枠組みなら党派を超えて行動できることがある」と話し合ってきた。今回、イラク派遣への立場が一致したことから、すべての国会議員、市町村議計四十二人に声明への賛同を呼び掛けた。

 会見で吉田県議らは「今後も男女共同参画など、女性の枠組みで統一して行動できる課題があれば取り組みたい」と話した。

 会見参加者は終了後、徳島駅前で声明をまとめたビラを通行人に配布したほか、マイクでイラク派遣反対を訴えるリレートークも行った。
徳島新聞

「バレンタイン…….食えるのか,それ?」ってな人生を歩んでいる僕でも楽しそうにしている人らを見るのは良いもんです.楽しいイベントで,もらって嬉しくないものを人様に贈るんじゃねえ,野暮な真似はよせよと思うわけです.とくに反対声明なんぞ,バレンタインにちなんで……なんて贈るんじゃありませんやね.普通に渡しなさいな,普通に.
ここで「いつも意見がぶつかりあっていますし,色々と難しい問題があるわけですが,こういうイベントはまた別の話,まあ,すこしばかりの潤いに」とかなんとか言ってチョコを配る,もらった人らも3月にはきちんとお返しをするとか,そんなのならね,面白いなと,ちっとは洒落てるなと思えるんですが…….政治やらに関わると,男女の別なく*1,野暮天にならなけりゃならんという掟でもあるんでしょうか?

*1:左右中道思想の別もないように思いますね.正義を振りかざす人たちの方がより野暮な傾向があるようには思いますが.