白泉男児

漫画の中で出てくるホモネタとか見ても拒否反応しめす人は読まない方がええと思いますよん.


たぶん,今は知っている人も少なく,ほとんど通用しないと思われる言葉に「白泉男児*1というものがあります.あび子あび夫さんという人のコラムから出てきた言葉で(参考ページ,http://nikiniki.haun.org/d/9810c.html#981030_1),そのコラムはご本人のサイトに掲載されていました.詳細は,そのコラム『「白泉男児」という言葉を提唱します』を読んでいただくとして,意味だけ抜き出すと次のようなものです.

 また、「白泉男児」は白泉社のマンガだけが好きなのではない。新書館とか、その辺りの(小声で)「ホモが出てきやすいマンガ」も、同じように好む。つまり、「少女マンガ好きの男児」の中でも、ホモ関連マンガを好む男児が「白泉男児」だ。

花とゆめ」などの白泉社の少女漫画誌には「パタリロ」「ここはグリーンウッド」「僕の地球を守って」などなどホモネタ(サブ,薔薇族系のものではなく,美少年系のもの)が出てくるものが結構あり,そういうのに昔から慣れ親しんでいれば,漫画のホモネタにも拒否反応を示さなくなると,まあ,そんなわけですね.もちろん,性癖がホモになるってことじゃありませんよ.「ニューヨーク・ニューヨーク」を読んでも,ふつうの恋愛ものとして読めるようになるというだけのことです.
なんで,こんな言葉を思い出したかと言いますと,「PURE X CURE」という18禁ゲームを買いまして,そのゲームの主人公は養護教諭なわけです.もちろん男ですよ.それで,男の養護教諭で,「ここはグリーンウッド」の主人公が通う学校の養護教諭も男(しかも主人公の兄)だったなと.「ここはグリーンウッド」には女の子にしか見えない少年と,ちょっとごつい少年のホモのカップルがおったなと.そのあたりから,白泉男児を思い出したわけです.
ちなみに最近見た漫画でのホモネタは「シグルイ」にて少年剣士近藤涼之介を想いながら自慰に耽る山崎九郎右衛門(やまざき・くろうえもん)の姿ですかね.その後,九郎右衛門は伊良子清玄に斬り殺されました.

*1:白泉男子でも良いとは思います.