エロの歴史

福田和彦, 「世界の浮世絵I」, ベスト新書, ASIN:4584120625, 2004.
福田和彦先生は浮世絵がらみの本を多くものしておられます.本著では日本から離れ世界各地に残るエロい絵やら像やらが紹介されています.まだ数ページめくっただけですが,初っぱなからフェラチオする女という置物(陶器)が出てきます(写真もあり).古代ペルーのモチェ文化の遺品で,西暦300年〜700年あたりにつくられたものだとか.フェラチオは,そんな昔からあったのですね.ここ200年とか300年程度のものなのかなと,単なる印象ではありますが,思っていました.しかし,少なくとも1300年前に先人たちが到達していた場所のようです.エロに対する我々人間の探求心というか,業の深さというか,そういうものを感じます.他にも昔の人たちのエロのツボはこういうのなんだなと,写真眺めているだけでも結構面白いです.ゆっくり読んでいこうかと思います.