同性愛カップルと子育て

EP : end-point  科学に佇む心と体: 幸せな同性愛家庭とそのお子さん
僕は異性愛も同性愛も、社会の偏見とかそういうの抜きにして当事者間の問題だけ取り出したら、どちらも同じぐらいに良いこと悪いことがあるだろうと考えていますから、同性愛を妙に持ち上げる書き方なんかは好かんかったりするわけです。同性愛がらみの本を読むと、同性愛を神聖視するような書き方がしてあって、時にうんざりします。一昔前、今よりも世間の風当たりの強かったオタク*1が、自分たちの趣味を理解しない人たちをバカにするようなことを書いてたりするのを見かけた記憶がありますが*2、同性愛の人たちによる同性愛の神聖視も根っこは同じに思えます。自分もそうなんですが、マイノリティの悪いところじゃないでしょうかね*3。とまあ、そういう考えの人間ですから、下の方の

異性愛者も同性愛者も痴話喧嘩や夫婦喧嘩の中身はたいして変わりません

には、まあ、そうだろうなと思い、上の方にある

同性愛カップルは育児でもひけをとりません
 そこいらの異性愛カップルよりはうまくやっているかも

というのに対しては、ちょっとひっかかりました。
ただ、後のものですが、よくよく考えてみたら、何の考えも準備もなしに子供をつくれる、もしくは子供が出来てしまう異性愛カップルと比べて、同性愛のカップルが子供を持つのは大変なことだと思うわけです。子供を持つ前に色々考えるでしょう。偏見やらと闘っていかなあかんと気合いを入れるでしょう。そうなると最近よく報じられる子供をほったらかしにしたり、虐待して死なせるボンクラ異性愛カップルとは、スタート地点での覚悟の量が違いますから、色々な問題を乗り越えるガッツの湧き出ようが違うんじゃないか。同性愛に対して偏見を持つ人が少なくなっていけば、問題が起きる率は、異性愛カップルに比べて結構低くなるんじゃないかと。そんな風に思うわけです。もちろん、問題がおきて、それを乗り越えられず、えらいことになる同性愛カップルもいるでしょうが、それはまあ、しゃあないでしょう。異性愛同性愛の別なく、ダメなカップルはダメでしょうから。

*1:僕も含まれる。

*2:漫画やらアニメの規制の話になると、そういうのが多く出てくる気がします。まあ、僕もときどき言っちゃうので、五十歩百歩ですがね……。

*3:オタクと同性愛を同列に考えるなアホって言われそうですね。