無防備マン:過去にただただ夢を見る(1)

まんが『無防備マン』が行く!: 040
まんが『無防備マン』が行く!: 041
群れの規模が小さいために、群れどうしの戦闘の規模も小さくて、痕跡が後の世に残りにくかったのではないのか?
棍棒や大きめの石で殴っても人は殺せる。

なんてことは考えないのでしょうか? それに武器で殺されたとおぼしき痕跡の刻まれた人骨が縄文時代の遺跡から出てきています。
縄文時代は戦争がなかったとか考える人は、「なぜ」人は人を殺すのかを考えることはあっても、人は「どのように」人を殺すのかについては、まともに考えたことないんじゃないかと思わされます。
ネアンデルタール人を駆逐して地上の覇者となった僕たちのご先祖様*1が、縄文時代、群れどうしで争わなかった? 寝ぼけたことは寝ているときに言ってください。
人間の抱える暴力から目を背けて夢の中に遊ぶ、この手の考えにはとうてい賛同できません。


まあ、かなりの大集団の間での戦闘のみを戦争と定義するなら、無かったかもしれませんが、それは単なる詭弁です。


昔書いた縄文時代ネタの日記。
http://d.hatena.ne.jp/hoshimin/20050601#1117636200

*1:まあ、ネアンデルタール人とのからみは諸説あるようですが、僕はご先祖様たちがネアンデルタール人を駆逐したという説が妥当じゃないかなあと考えています。ってことで、この辺は勢いで書いてます。ご注意ください。