口先だけの正義のいきつくさき

http://d.hatena.ne.jp/./noharra/20070325
記事そのものじゃなくて、引用されている文章に興味をひかれました。(記事の内容にふれないのでTBうたないっす*1

新左翼系の男子学生幹部は“カアちゃん”と呼ぶ女子学生を持っている。これを持たないと派閥の中で大きな顔ができないのです。そのカアちゃんは言ってみれば慰安婦なのです。中には三回も四回も妊娠中絶させられた者もいます。それでいて男子幹部は彼女らがそれに甘んじるのが革命的行為であり、カアちゃんたちもそれを信じているのです。間違っているとは思いませんか」

……。左派の正義とか理論とか、それ自体はなるほどと思えるものが多いです。ただ、その正義を口にする人はどうかというと、ひどい人が多くいます。正義を掲げるなら、その実現方法、己の振る舞い、そういったものはできるだけ正しい道を選ぶべきなのに、正しいことを言って、正しい自分に酔いたいだけだから、馬鹿げた振る舞いをして恥じない。
上のバカな男子学生幹部*2ほどじゃなくても、正義を掲げれば、自分が正しければ、なんでも許されるって思って、無茶やる人、いまもよけいてますね。上の人たちはピュアに極まったイカレポンチですが、濃度の薄いイカレポンチは、いくらでもいます。かくいう自分も似た心を持っています。例えば、自分がバカだと思った相手には無茶な言葉遣いしてみたりとかね。相手がバカだから(バカだと自分が思ったから)って、相手に汚い口を叩ける根拠には全然ならないというのにね。
正義を掲げて、バカをやるのは右も左も同じですが(同じ人間ですしね。掲げる正義の文字の並びが違うだけの話です。)、内容的により高邁な(というか範囲が広い)正義を掲げる左派の方が、より悪質な気はします。

*1:まあ、もともとTBうつうたないは結構気分なんですけれどもね。

*2:カアちゃんって人たちも頭わる、とか思いますし、同情する気はないんですが……。能動的なバカちんである男子学生幹部のみ考えます。