まだ夢が見られるの?

[とくらBlog : 日本国憲法の誕生については、知らないことばかりでした。]

 『日本の青空』で、鈴木安蔵の妻が、女性が議員(だったか?)になったら、戦争なんかしない(軍隊は持たない、だったかも)国になるのに・・と応える場面があり、9条の考え方の基となる描き方がされていました。言葉もちゃんと覚えていないし、うまく表現できないけど、感動しました。(情けない表現で、申し訳ない。)

僕は、基本的に、こういうことをいう人ってあまり信じられません。
女性が議員になったら、戦争なんかしない?
そんなバカな。
男性よりは減るというところまでは、僕も同意します(ただし、減ったとしても単純暴力以外での争いが増えるでしょうが)。でも、女性が争いごとを男性に比べてしないのは、暴力から遠ざけられているからにすぎません。肉体的に弱い(単純な暴力にたよるのは、あまり得策ではない)とか、権力は主に男が独占しているから、あまり権力を持てないといった理由で。女性の議員の愚かしさと、男性の議員の愚かしさとどこが違うのでしょうか? 単に男の議員の方が力持っているやつが多いから、よりバカをやっているだけです。女性議員は、バカを「やらない」のではなくて、「やれない」のです。今のご時世で、未だに女性が議員になったら世の中良くなるのに、みたいなのんきなことを、よく言えるなあと思います。たしか、フェミニズムの人(女性)の誰だったかが「女に聖性を求めるな」といっていたような記憶がありますが、女性のなかに女性の聖性を疑わない人がいるので、まあ、それは難しいのじゃないでしょうか。
ただ、女性の権利という点では、女性の議員が増えた方が良いと思いますよ。そして、男も女もバカやれる時代の方が、僕はいいかもね、と思うので、女性議員が増えて、女性の権利拡大のために頑張るのは、まあ、いいんじゃないっすか?と思います。僕はそれを手伝うほど、良い人間じゃないので、見てるだけにさせてもらいますが。