富士鷹先生再登場

少年サンデーGX6月号(先月号),買い忘れていたのをぎりぎりで思い出しました.富士鷹先生は格好良すぎます.

世界中の子供たちに愛と勇気をね.
与えてあげる前提で,まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーん.
一生残る恐怖と衝撃で,一生残る愛と勇気をね.

本物も言いそうな,すばらしい台詞です.いえ,本物は「からくりサーカス」で,

今まで友達と楽しく遊んだりという楽しい思い出がなかった勝くんに,いろいろ苦労しつつも黒賀村のみんなとの楽しい楽しい時間を与えておいて,次週(おそらく)村中ゾナハ病にかかってみんな生きるか死ぬかの崖っぷち,そのあり様に勝くん,地獄のそこに真っ逆さま!!

なんてことをやろうとしています.読者が将来感じるであろうカタルシスのために,登場人物をどんぞこに叩き落とすことなぞ平気の平左,プロの姿をこれでもかと見せつけようとしています*1.「吼えろペン」の台詞と異様にシンクロしています.
遅れて買って読み返したわけですが,自分の中ではなんともタイムリーです.
勝くんがどんなふうに苦しみにあえぐのか,そしてそれをどう乗り越えるのか,今から楽しみでなりません.勝くん頑張れ!!

*1:自分のキャラを可愛がりすぎて,話がめためたになったり,ぬるくなったりする作家さんがたまに…….