ナポレオン第2巻

フランス革命とヴァンデ虐殺を題材にした藤本ひとみさんの「聖戦ヴァンデ」を少し前に読み始め,乗り切れなくて今ページをめくる手は今止まっています.何故,読み進められないか考えてみると,たぶんロベスピエールなどのキャラクターがどうにもあっさりしているように感じられ,フランス革命という凄まじい狂気を成し遂げられるように感じられないからではないかと思います.本作を読んで,そんなことを思わされました.本作のロベスピエールならやり遂げられるでしょう.史実とは大きくかけ離れているでしょうけれど,そんなことは気にしない.これぐらい狂ってなければあれだけの大事業*1は成せません.
ロベスピエールの今後の活躍が楽しみです.

*1:いろんな意味で大事業.