国籍条項・続々

これは在日コリアンの方.
私の考え
さきに紹介したお二人と違って,なんというか…….門戸開放の流れ」なんていうもの自体が異常な事ではありませんかね.


以下は,日本人.
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法治国家つまみぐい: 予習! 在日韓国人が公務管理職就任を拒否された事件
考え方とか,いろいろと参考になります.


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EUの裁判所や米国の裁判所だったら到底あり得ない判決である。

EUにおいて,EUに加わっていない国*1の国籍の人間が公職に就けるのか,就けたとして上の地位になれるのか,アメリカではどうなのか,同種の裁判がEUやらアメリカやらであったのかなど.そういうものを提示せずに断定されても…….
印象論でいいのなら,EUアメリカだったら,国籍ってものに対する考え方が生微温いわが国よりも現実的でシビアに思います.例としては弱いですが,アメリカでは生まれつき米国籍の人間でなければ大統領になれない*2わけですし,自国と他国を強く区別しているように感じます.ですから最高裁の判決と同じか,よりシビアな判決が下されるのじゃないかと僕は思います.

日本の裁判所で訴訟をしても多くは期待できないのなら,我々法律家は,外国の裁判所を利用できるように外国の裁判所の管轄が広く認められるような運動をすべきだろう。

えーと,憲法,法律,裁判などなどは,それぞれの国の社会的な事情を反映していると思うわけで,なんで日本の問題で他国の事情に付き合わなければいけないんでしょうか? 日本ではなく他国でなら理想が実現されるというユートピア的発想の一種なのかな?なんて考えが,ちょろっと心の中をよぎりました.

*1:EU内だと色々と融通を利かせていてもおかしくありませんから,EU外の国で考えないと意味無いでしょう.

*2:変えようという動きはあるようです.