人間嫌いでしょ、あんたがた

日本の再婚規定は女性差別 M・ストリープさんが批判
……えーと、これって騒ぐようなものなのですか? 「ある「記者会見」、あるいは『朝日』の名刺について。」にあるような婚姻、戸籍にまつわる悲惨なトラブルが起きないように法は改められねばならないと思うわけですが、上の再婚規定は下手に改めると逆にトラブルの元になりゃしませんかね。
前の夫の子供を身ごもっていることに気づかず再婚して、誰の子かということで揉めに揉めるとか、そういうのを予防することにもなると思うのですけれどもね。再婚相手の男性としても、最初から自分の子じゃないとわかっていれば、それなりの対応もできるでしょうが、誰の子かわからないとか、自分の子だと思っていたら前の夫の子だったとか、そういうのは悲惨な事件に発展しても何も不思議じゃない*1。人間、最初から織り込み済みのことに感情的になるのは恥ずかしいですが、不確かなものや不意の事態にそうそう対処できるもんじゃないでしょうから……*2。再婚規定に関して思うのは、トラブルが起きそうなところをつぶしておくのは当然じゃないのかってことです。なんか、上の記事に出てきている人たちって、感情とか、それが生み出すトラブルとか、そういうのどうでもいい、そして、「法」とか「権利」とか、そういうお題目は好きだけれども、「人」自体は好きじゃないのかもなあなんてことを考えたりします。なお、妊娠していないことが正しく証明されたら、再婚するのに問題ないとか、法律を柔軟な方向に改めていくのは賛成です。もしくは、男も6ヶ月再婚できないようにすれば、お役所的平等観による不満はなくなるでしょうから、それでもいいんじゃないかと思います。

*1:ドイツでも親子関係のDNA鑑定にからんで揉めているようです。その手の悩みの無い社会ってあるんでしょうかね?

*2:もちろん、問題に対処できなかったからといって、事件を起こすのはもってのほかです。