僕ら日本人、セキュリティ意識はあまあまなわけで〜

セキュリティ部門っていうのは、何も起こらなきゃ仕事してるのかと訝しがられ、事が起こればその努力の如何に関わらず何をやってたんだと罵られる、つらーい仕事です。
セキュリティに対する認識はてきとーな人が世に溢れています。かくいう自分もセキュリティに対する意識はあまり高くなかったりしますが、セキュリティ部門の人を罵るようなことはすまいと思っています。
さて、国防ってのはめっちゃ規模がでかいセキュリティ問題だと思うわけですが、次のような話を読むとセキュリティ部門の人たちは大変だとホント思うわけです。

http://d.hatena.ne.jp/claw/20051117

未来永劫、わが国を攻めて得る得より、損が大きいとでも考えているのでしょうか? 明日どんな風が吹くかなんて、誰にも予想は付きません。世の流れがずっと変わらないなど誰がいえるでしょうか。まあ、バブルの頃、僕自身は当時の雰囲気はほとんど覚えていませんが、日本の景気はずっと上向きのままだとか考えていた人が多くいたそうですけれども。
中越戦争やらチベット侵攻やらを行い、自国民に対しても文革天安門事件で狂気をさんざん見せつけた中国、金のためにベトナムでさんざん人を殺した韓国、様々な国の人間を拉致し、隣国近海にミサイルを打ち込んだ犯罪者集団北朝鮮がわが国のそばにはあるわけです。北朝鮮の事情は調べてませんが、中国韓国は経済基盤もしっかりしていないのに軍拡を続けています。わが日本はアメリカのお先棒をかついだわけで、侵略国家という言葉も甘んじて受けた方がいいとは思います(対外的には、そも大義があるように言うべきですがね。正義や大義なんてのは都合良く使わないと。実に嫌な話ですが)。また、赤く染まったテロリストも輸出しましたし、中国に金を与えて、中国が無茶をやる手伝いもしてあげたわけで、よくわが日本をさして平和国家などという人がいますが(よその国は当然言わない。言うのはわが国の人)、ただの妄言です。うちらの手は十分汚れています。それを漂白してきれいにしたい人もいるでしょうが、そんな体に悪い真似はよしてくれと言いたい。まわりは中韓朝という侵略国家です。はらむ狂気は彼らはわれわれのはるか上をいく。よくよく考えて誰が安心できるというのでしょうか。ただ、なんのかんのいっても損得勘定ははずしてないようですから、そうそう攻めてきたりはしないでしょうが、それがいつまでも続くなどという保証はどこにもありません。それがあるというなら、それこそ、まさに、平和ボケです。
そして、攻めるのは損だなと思わせたいなら、国軍を明記し、「くるならきてみろ、勝てなくてもできるだけ痛い目にあわせちゃるぞ」という意志を突きつけておくべきです。損得を考えるなら、相手に損だと思わせるだけの準備をきちんとしておくべきです。
また、この手の話で出てくるのは最近いろいろなところで目にする無防備都市宣言ですが、どこも攻めてこないと思えるなら、ああいった代物も不要です。9条改正、無防備都市宣言ともにベクトルは違っても「誰かに攻められる」というのを前提にしています。9条改正論をこきおろすなら、無防備都市宣言はどうなのか。そんな風にも思いますね。