作った人が涙を流すのじゃないかな。悲しくて。

フツ族も、個人としてはいい人もいるだろう。

フツ族は悪魔の集団か何かですか？　僕らと変わらない人たちが、各人が抱える感情、出くわした状況、さまざまな要因から、ひどい選択をしてしまった事件だとおもうのですが、悪魔的な連中が起こした事件だとでも？

自分の生活、生き方と切断して、この映画、ルワンダのジェノサイドをとらえない。

とありますが、文章の端々から、フツ族と自分を切断しよう切断しようとする気持ちが透けて見えます。というか……、フツ族の人たちと同じ立場にたったなら、「殺さない」ことを選べる人ってどれぐらいいるでしょうか？　殺さなければ、自分が殺されかねないのです。そういう状況では自分もやったかもしれないと、そんなことを考えた気配すら見えません。どこか自分の生き方と切断していないのか？　他人事を酒の肴に正しい自分に酔っているだけです。

なお、僕はフツ族を弁護する気はとくにありませんが、自分が同じ立場だったら、生きるために殺すことを選んだろうなとも思います。びびって何もできずに、味方に殺されるかな？とも思いますが。