生物として

[かめ？:サボテンフィンチは「健全」か - livedoor Blog（ブログ）]
（柳沢大臣の「産む機械」うんぬんにはあきれたけれども、その後の「健全」うんぬんの発言には興味を失っているので、その発言に対するblog主さんの意見が妥当なのかどうかは判断しない。）
上の記事の「生物として」を安易に使うなって話には同意です。「生物として」とか言い出すと、たとえば子殺しだって別段おかしなことじゃなくて、問題なくなっちゃうんですよね。あれも大きな目で見れば生存戦略の一つにすぎませんから。でも、そんなふうに生物としての欲とかをまんま表に出しちゃったら、出されちゃったら、うちらがよりあつまって生きていく上でいろいろとまずいわけです*1。

*1:そういう価値判断も損得を考えようとする心的モジュールの上に載っているんだろうなとは思いますがね。欲を実現しようとする心も、欲を抑えようとする心も、ともに生まれつき組み込まれているモジュールであると。