ネットでのアンケート

インターネットにて色々なアンケートが行われていたりします。インターネットでのアンケートって「アンケートに回答した人たちの集団の傾向」がわかるていどのものだと思います。回答者の傾向がわかればそれでよいというなら考慮するに足る数値かもしれませんが、世間(母集団)の傾向を推し量るという点においては価値がない数値だと考えています。まあ、こんな数値もありますねという程度の扱いはできるとは思います。
ただ、インターネットでのアンケートの周辺は面白いです。アンケートがどのように扱われているか、どう取り上げられるか。たとえば、これなんか面白いです。

[孤高 - 【立てよ】おまえら必死だなw【国民!】 at EjK]

CNNの従軍慰安婦がらみのアンケートです。詳細は記事とか観てもらうとして、回答の割合として「謝罪する必要はない」が多かったみたいです。まあ、回答者集団に慰安婦がらみでガタガタいわれるのが嫌な、僕のような日本人が大勢含まれていたのかな?と想像するのみで、アンケートの結果になんら信を置いていません。[慰安婦問題、日本の再謝罪「不要」75% CNNウェブ調査|米国|国際|Sankei WEB]みたいな記事が産経にありますが、そんなん紹介したってしゃあないんちゃうの?とか思います。
ただ、アンケートに関して騒ぐ韓国人の行動は、興味深かったりします。色んな意味で。
あんなアンケートなんぞ意味はないとはいえ、アンケートを元ネタに「世論も謝罪する必要はないとなっている」という人は多くいそうです。韓国人からすれば、うざいことでしょう。むかつくことでしょう。そういう意味で重要な問題なのだと思います。逆の結果だったら、僕自身はアンケートに価値を認めないとはいえ、アンケートに価値を認めて正義を他人に押しつける根拠にする人が出そうですから、そういう人をうざいなあって思うことでしょう*1。韓国人が動員かけたのは、彼/彼女らにとって正しいと思います。思いますが、僕はそういう人たちの心情は理解しても、受け入れる気はまったくなかったりします。

*1:直接しんどい目をした人が言うならともかく、外部で騒いでいる人にはうんざりです。