コスタリカ

岩波ブックレット 「軍隊をすてた国」コスタリカの子どもたち : 低気温のエクスタシーbyはなゆー -北国tv
「コスタリカを知るための55章 エリア・スタディーズ」 : 低気温のエクスタシーbyはなゆー -北国tv
コスタリカですか…….コスタリカに夢を見る人って多いのですよね…….
コスタリカがらみで以前調べたものや最近知ったもので有用と思えるものをいくつかあげてみます.

//www.japancostarica.com/ozawa/050125.htm" target="_blank">本における「コスタリカの平和」論の危うさ 〜人権問題とからめて」:「コスタリカを知るための55章」の執筆者の一人,小澤卓也さんによる論考です.手頃な量で,おすすめです.
なお,本論考は下の加瀬和城さんのサイト内におかれています.
//www.japancostarica.com/" target="_blank">コスタリカ」:コスタリカ在住者であり「コスタリカを知るための55章」の執筆者の一人でもある加瀬和城さんのサイトです.特に日記がおすすめです.また,「コスタリカを知るための55章」に関する評もあります(→コスタリカを知る為の55章).
//www1.ocn.ne.jp/~mourima/sindou.html" target="_blank">コスタリカについての若干の問題」:新藤通弘さんの論文.新藤通弘さんは「時代の課題にいどむ科学的社会主義経済誌」とうたっている経済誌「経済」に色々書いていたりする方のようです.ぬるいサヨクではなく,一本筋の通った左翼系知識人のようで上の論文も夢見がちなところはありません.量がかなりありますから,気合いを入れてからお読みになることをおすすめします.また上の加瀬和城さんのサイトでも紹介されていました(→コスタリカは永世中立国?).

なお,新藤論文に対しては「『軍隊をすてた国』コスタリカの子どもたち」「コスタリカを知るための55章」の執筆者の一人である足立力也さんが,ご自身のblogの記事「足立力也 Blog - ワールドピースナウ不当逮捕に厳重に抗議する緊急声明。」のコメント欄で反論なさっています.
ただ,足立力也さんご自身はコメント欄の書き込みから考えて軍事関係の知識があまりないんじゃないかと思えます.僕自身軍事関係には暗いのですが,それでも「軍事」という言葉を自分で定義して使っているのを見ると,それで誰が説得できるのですか?と思わざるをえません.軍事系の知識はずっと確かでありシビアであろうC.I.A.の報告に異議を唱えておられますが,どうにもピントがずれているように感じられ,結局新藤論文への反論になっていません.逆に新藤論文の正しさを証明しているようにすら見えます.ただ,軍事面以外は参考になるのではないかと思います.

最後に一番上の小澤卓也さんによる論考から少しだけ引用をば.

 以上のように、共産主義者、人種・民族的な少数派、貧困者など、コスタリカの社会的弱者が置かれている深刻な現状を考慮するならば、コスタリカの「平和」を神話化することがどれだけ罪深いか分かる。なぜなら、それによって私たちは、苦痛にもだえるコスタリカの人びとから目を反らし、その助けを求める声に耳を傾けることができなくなってしまうからである。安易な「平和」賞讃はコスタリカ国内の人権侵害を助長するということに、私たちはもっと注意を払う必要があるだろう。

夢を見すぎて他国を美化しすぎるというのを,僕ら日本人は往々にしてやってしまうことがあるように思います.
病的なアイドルのおっかけが,「○○ちゃんはトイレなんか行かないんだよ」と力説するごとく.
相手に対して失礼ですから,そういうのホント止めましょうや.
(追記)
リンク先は単なる書籍の紹介であって,特に考えを表明したりしていないわけで,上の文章は想いが空回りしています.自分にちと落ち着けやと言いたい.