野生
ジンバブエで熊本・菊陽町の女性がライオンに襲われ死亡 : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
亡くなった方は50歳、まだまだいろいろなところにいけたでしょうに……。
サファリパークが人間によってどのように管理されているか、ちょっとわかりませんが……。
こういうのって、ガイドは車を降りるなって言わないとあかんのじゃないかと、そう思います。
僕ら人間は、他の動物と比べて、ちょっとばかり有利な武器*1をもっているばかりに、他の動物をなめすぎているんじゃないかと、よく考えます。今もやってるのかどうか知りませんが、イルカと一緒に泳ぐなんてことをしていた人たちが、イルカに襲われて怪我をしたなんて話もあります。また、野生のペンギンを観に行った日本人観光客がペンギンに触ろうとしてガイドにいさめられたりするそうです。徳島県の日和佐はウミガメの産卵で観光客が来ることがあり、ウミガメを紹介する施設では何匹かウミガメを飼っているのですが*2、不用意にウミガメに触ろうとしてかみつかれた人がいるのでしょう。プールには「かみつくことがあります」といった注意書きがあります。
ずっと昔のご先祖様から今まで、長い年月知恵を積み重ねて、他の動物に対して圧倒的に有利な状況を作ってきました。これからもそうでしょう。僕らは、その中に安住しています。他の動物に自分たちが傷つけられる、殺されるという考えに思い至らないことがあるほどに*3。けれども、ライオンなどになると、たやすく人間を殺せます。サファリパークでなんぼか餌付けしているライオンなのかもしれませんが、向こう(ライオン)はこちら(人間)の都合など考えません。何かいらだったり、観光客の行動に驚異を感じたりすれば、襲うことになんの躊躇もしないでしょう。する方がおかしい。また、ライオンにとって、その攻撃がうっとうしい相手を追い払う程度の、それほど強烈なものでなかったとしても、もろい人間には致命傷になることもあり得ます。客の安全を考えるなら、車を降りるような真似は許しちゃいかんと思います。
とはいえ、ガイドが安全ですよと安請け合いしたのか、客がどうしてもとごねたのか、その辺の事情は上の記事だけではわかりませんから、これ以上のことは書きません。
同様の事故が起きないよう祈ります。