公明党の議員さんだもの

[あかまつまさお 続・新幹線車中読書録 No.010 - あきれる知識人や出版社の傲慢さ]
赤松正雄代議士による山本夏彦批判。山本夏彦さんが創価学会をあつかったネタに対して非難しています。赤松正雄代議士、公明党の議員さんですからね。そういう非難をしておくしかないよねえ……としか。

例えば、

 この本での発言に限って想像するに、公明党は(自分にとって)よく分からない政党だが、のびているから危険であり、心配だということになる。もはや、故人ゆえ鞭打つことは避けたいが、その知識人としての姿勢の杜撰さには呆れ返る。公明党が誕生してすでに40年。この間の日本政治史に果たした役割や、支持母体の創価学会現代日本における様々な活動や社会貢献を、まともに見ようともせずに、さからしげに小さな常識をひけらかす言論人には猛省を促したい。

に関しては異論がある人は多いんじゃないかなあと。ただ、どこかで共産主義に流れる人たちが創価学会に流れた、日本の赤化を結果的に阻む役目を果たした点は評価するといったことを書いている人がいました(どこだったかな……)。それが本当かどうかは僕には判断がつきませんが、功罪の功の部分はやはりあるのだろうとは思います。功罪並べると罪の部分のが大きいような気はしますが……。
もっとも、赤松正雄代議士の自分の支持母体を擁護しようとする姿勢は、実に健康(だから、健康とは嫌なものである。(C)山本夏彦)で、公明党の議員さんの発言としては正しい。公明党の議員さん(=創価学会のおかげでいろいろ得しているだろう人)が創価学会を批判した言葉に対して、自分の名前を出しての記事中で、まさにその通りなんていったら、僕はそっちの方が頭がおかしいと思います。
(さらに視点を広げて日本の政治家としてまっとうかどうかまでは、ここでは考えません。)