気になった本

マーガレット・ミード(著), 畑中幸子(訳), 山本真鳥(訳), 「サモアの思春期」, ASIN:4789110141,1976.
世を席巻していた絶対的な生得論という宗教を,絶対的な文化決定論という別の宗教が打ち倒す.その原動力となった現代の神話.
ジョン・コラピント(著), 村井 智之(訳), 「ブレンダと呼ばれた少年―ジョンズ・ホプキンス病院で何が起きたのか」, ASIN:4895859371, 2000.
文化による性決定(絶対的な文化決定論の一分派)の信奉者の手で性を奪われ,まがいものの女性器をつくられ,女性ホルモンを投与されて,女として育てられた少年は,苦しみの末,己の本来の「性」を取り戻す.


読みたいのですが,どちらも絶版です…….


サモアの思春期」は,その誤りを指摘した「マーガレット・ミードとサモア」(著者デレク・フリーマンの40年にわたる詳細な調査の集大成)を読んだので,それだけいいかなとも思ったのですが,やはり読んでおきたい.原著は買ってあるんですが,英語で書かれた本をすいすいと読めるほど英語に堪能じゃありませんから…….


「ブレンダと呼ばれた少年―ジョンズ・ホプキンス病院で何が起きたのか」はスティーブン・ピンカー「人間の本性を考える」で知りました.色々と検索して感想など読んでいたら,主人公の男性と,その双子のお兄さんは,すでに自殺して亡くなっているのだそうです…….
EP : end-point  科学に佇む心と体: 医者の確信という恐怖 ブレンダと呼ばれた少年
あと見つけた感想へのリンクを張っておきます.
id:pantomime:20041113 .
管理人の NewS な Log:ブレンダと呼ばれた少年
かなりきつい話のようです…….