白い鳩でも黒に見える

[Die Weblogtagesschau laut dem Kaetzchen:共謀罪法案,民主党案でもアカン!]

9・11自体がアメリカ政府によるでっちあげだという具体的な証拠がどんどん積み上がっており,それ以降は一度もアメリカ国内で「テロ」が起こっていないという事実をどうやって説明できるのであろうか。

副島隆彦さんみたいだな。911自作自演説にせよ、ムーンホークス説(副島隆彦さんは本まで書いている。アホげた本だが)にせよ、それを信じる人の中に強烈な反米心情が見えることがある(もちろん人にもよる)。

上みたいなのを見ると[反MSM - ビッグ・ブラザーの幻影]にあるロバート・A・ハインラインの言葉を思い出す。

私は世界を旅行して回る際に多くの明らかに教養が有り洗練された人々が「米国民は恐怖の内にあり言論の自由も出版の自由も既にこの地には存在しない」と確信しているという事を知った。彼等はアメリカは第三次世界大戦を誘発したがっており今すぐにでも世界を最終戦争へ導く事を望んでおり、この破滅への邁進に恐れ多くも異を唱える者はアメリカ政府により叩き潰されるのだと信じているのだ。

彼等はアメリカ人やアメリカの新聞及び雑誌を引用する事によって彼等の意見を「立証」する事が出来る。彼等はアメリカ内のソースからそのような引用が出来るという事実がまるっきり正反対の事、すなわち我々には言論の自由がありどうしようもないナンセンスでアンポピュラーな意見でも好きなだけ表現出来るという事の証明なのだと言う事に気付かないのだ。

誰かが何かに夢を見まくっているときに、冷や水ぶっかけるために悪い事例を列挙するって事は、そこかしこで見ます*1。古い話だと「サモアの思春期」の夢を打ち砕くためにサモアで行われた犯罪記録やらを延々と提示したフリーマンの本、最近だと平和国家だ〜とコスタリカに夢見ている人にアメリカとの軍事同盟があるから軍隊持たずにすんでるんだよみたいな突っ込みとかね。けれども、上でハインラインが苦言を呈しているものや、911自作自演説なんかは、そういうレベルじゃないよなあ……。

さらに、上の記事を書いたblogさまは、
[孤高 - 学士様の憂鬱:「天安門事件は大ブッシュの陰謀だった!」]
でほかの記事が紹介されているけれども、そちらもスサマジイ。

*1:俺もやります。