三つ子の魂……

英語辞書がらみブックマークを整理しているときに気づいたこと。
[英語辞書批評の在り方]
[山岸勝榮英語辞書・教育研究室]の論考の一つ)

英語辞書批評の在り方に関連しては、私はかつて下記のような論文を発表したことがあります。それらは主に、「アンカー・サンライズ問題」と「宝島問題」を辞書関係者として論評したものです。前者は、『アンカー英和辞典』の発売元である学習研究社が、著作権を侵害したとして、『サンライズ英和辞典』の発売元である旺文社と同辞典編者・小川芳男氏を相手取り、その発行・販売の差し止め、総額4,000万円の損害賠償、謝罪広告を求める訴訟を、昭和63年(1988年)1月28日に、東京地裁に起した一件を取り扱ったものであり、後者は、代々木ゼミナール講師・副島隆彦氏 & Dictionary-Busters が、宝島社発行の『欠陥英和辞典の研究』(1989)で、研究社発行の『新英和中辞典』(第5版)および『ライトハウス英和辞典』(初版)を《日本でいちばん売れている英和辞典はダメ辞典だ!》というキャッチコピーと共に、激烈に批評した一件を取り扱ったものです。

副島隆彦さんの名前をこんなところで見るとは思いませんでした。つか、昔、上の記事読んでいるはずなんですが、そのときはたぶん副島隆彦さんなんて知らなかったのだと思います。
英語がらみで、するどい指摘もあるけれども、トンデモ発言が多いという評判の副島隆彦さんですが、山岸勝榮教授の書いているものを読むと昔から変わっていないんだな〜と。